勘で16万のロードバイクを買った話。

友達に誘われて、自転車を買いに行った。

 

この先、自転車で食っていくわけでは無いし、生活の中での移動手段の一部にするだけから、まあまあそんな高額なものは買わずに、かっこいいクロスバイクでも買おうと思っていた。

 

 

 

 

 

友達に連れられ行ったのは、『Y's Road 京都店』http://ysroad.co.jp/kyoto/だ。

 

自転車ツーな人ならば、知らない人はいないお店だと思う。

 

私は、高校時代に部活までの道のりの10キロを往復していたぐらいで、自転車の知識に関しては皆無に近かったのだ。

 

 

 

店に入った。

 

 

 

入店した瞬間に、大量の自転車が地上にあるものから、空中に浮いているものまで一気に目に飛び込んでくる。

 

 

なんて自転車に特化したお店なんだ。

 

サッカーを高校大学でやっている人なら分かると思うが、サッカーショップKAMOやフタバスポーツのようなお店の感覚だ。

 

 

店内を行ったり来たりして、大量の自転車を見まくった。

 

クロスバイクをちゃっと買おうと思っていたが、店内に居続けることにより、あの外見のフォルム?ギア部分?デザイン?に飲み込まれ、いろんな種類のバイクの説明を聞くのが、楽しくなってきた。

 

 

なんと言っても『Bianchi

 

もうこれは、ブランド力の一言で片付けられそうだ。

 

Bianchi storeに行ったら、

あの色、一色で脳が飲み込まれた。

 

 

圧倒されるのが、ブランド力だけなわけでは絶対ない。

 

沢山あるそれぞれのブランド特有のかっこよさや性能があるから、

今でも、多種の自転車が街中を走り回るのだろう。

 

 

とりあえず店を徘徊していた時に、

私は、びびっときたバイクがあった。

 

 

 

『MERIDA SCULTURA 400』だ。

 

 

 

友達に勧められたのが大きいけど、

ディスクブレーキとギアの105の部分でこれしかないんじゃないかと思ってきた。

(初心者が変なこと言ってたら🙇‍♂️)

 

 

気付いたら、クロスバイクでは無く、ロードバイクを購入しようと思っていた。

 

 

いや、してた。

でもいいと思った。

自分で稼いだお金か、自分のお金だから。

自分にとって多額の出費になることを勘づいていたから、少し緊張してきた。

 

 

 

 

 

ほんとうに初めてのmy bikeだから

まず、身体の測定をした。

 

 

ここでこの話の第二の肝になることが起きる。

第一の肝は、バイク初心者がバイクの魅力にはまったところだ。

 

 

 

『自分にあった、バイクのサイズがないのだ。』

これは、店内、Meridaの本舗に確認した上で、既に在庫が無かった。

僕を担当してくれていた店員はほんとうに熱心に店内を走り周り、探してくれていたし、一番悔しがっていた。

 

 

 

どうしても僕は、Merida スクラトゥーラのシルクライトブルーが欲しかった。

 

 

 

 

そして、自分に付いてくださった店員の方は、

乗った感じからも測定結果からも52サイズを推す。

 

 

そりゃもう、自分も自分に合うサイズにしたい。

 

 

 

 

すごい悩んだ。でも絶対諦めなかった。

 

50サイズの本体からハンドルに繋がる部分を改造するだけで

(初心者には何を言っているか分からなかった)

自分に合うサイズになることを言っていたので、

意地でもそれにして一個下の50サイズの購入を考えていた。

 

 

部品的なことも友達と店員と話し合ってくれて、1時間ほどめちゃくちゃ悩んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中で突然、遠くの方からpcをいじっていた人が、

 

「探してるやつ、〇〇の〇〇でしょ?」と。

 

最初何言っているか分からなかった。

 

僕に付いてくれていた店員が、元気よく

 

「はい!!」

「あるんですか?!!!」って聞くから、

 

僕はさすがに察して、嬉しくなるよりビックリした。

 

 

欲しかったバイクのサイズがドンピシャで今週の木曜日に入荷予定だったのだ。

 

僕のバイク探しに付きっきりでいた店員さんは、とても優しく熱心な方で、いろんな方に在庫がないか確かめてくれていたのだった。

 

 

偶然、発注を担当する係の方の耳に伝わり、その情報を得た。

 

僕は一台だけ発注予定があったことを知ったとき、とんでもなく嬉しいけど、そんな奇跡があるのかと笑い続けてしまっていた。

 

 

いや、僕を担当していた店員の方が誰よりも喜んでくれていた。

 

 

 

「これは買うしかない」と。

 

 

店員さんの仕事熱意と友達も付き合ってくれたし、その奇跡的状況を踏まえても

購入を確信をした。

 

 

とてもラッキーだ。

 

 その時の時刻、20時を超えていた。

いわゆる従業員はみんな残業をしていた。

 

 

それなのに、私は購入手続きに入った。

 

 

 

私はこの店に入る前、クロスバイクを買おうと思っていた。

お金下ろすのも、5、6万。高くても7万にしようと友達に言っていた。

 

自分からすれば、16万の自転車で一番大きい買い物だ。

 

勇気が必要な買い物だった、いや勇気はいらなかった。

 

それと引き換えに、ロードバイクが手に入るのだから。

 

 

そのぐらいにロードの魅力にハマっていったのかもしれない笑

 

 

そんでもって、気付いたら河原町のファミマで20万引き落とし、お支払いを終えていた。

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、我に帰っていたが、

その時、心底からこんな良い経験をできてよかったと思った。

 

 

 

金銭面もそうだし、あの状況下ということもそうだし、知識ゼロでなんとなく購入したということも。

 

 

一番は、この状況がこの先も必ずあるということだ。

 

 

 

このような場に遭遇することは沢山ある。

 

 

思い切った「出費」

 

初めてであったから、とても新鮮だった。

 

ビジネス書や自己啓発本などを買う時は、よく自己投資という言葉を使う。

 

今回は、趣味に近いロードバイクだったが、これも自己投資という形に近いと思う。

いや同じように考えたい。

 

 

Uberで稼ぐリターンもしっかり考えたし、私みたいなヘボが一丁前にブランド物のバックを買ったわけでもない。

 

 

出費の思い切りな行動を経験できたことで、これからの自分のための「投資」というものに繋がって欲しい。いや、繋げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

納車が待ち遠しいから、

 

頑張って待ってみる。