将来のことについて初めて父と話した日。

この日は、18時から23時ぐらいまで、僕と父と初めて対面して真面目な話をした。

 

僕は、18にして終始泣きながら自分のことについて話していた。

 

 

 

 

まず、なんでそんな状態に陥ったかというと、

自分があるビジネスの勧誘にどっぷりハマってしまい、そのビジネスの勉強の話と、

そのための50万円を自分の定期預金から崩してもらいたいということを話すためである。

 

 

 

自分が父に話があると切り出し、机で向かい合って討論が始まった。

 

 

自分の話初めの内容を、簡単にまとめると、、、

 

 

 

これから、終身雇用がなくなり、自分で稼いでいかないといけない時代が到来するとともに自分個人で稼ぐ稼ぎ方を学びたい。そのスキルを学んだ上では、友達と起業する。就職したくないということ。

 

 

 

 

自分が周りに影響しやすい性格だから、

今回、ビジネスの勧誘で教材詐欺に引っかかりそうになったのだ。

 

 

 

それを、聞いた父は、僕に

 

 

「自分が学びたいならやってみた方がいいかもしれないけど、その勧誘は高い確率で詐欺だし

それで騙されても自分のお金でやるのならばいい失敗になると思うよ。

でも、圧倒的に今の君には、知識とか努力が足りない。

本も読まんと、努力せずお金で解決するようなことで絶対に楽しようとするな。」

 

 

 

楽して稼げることは何一つない。

 

 

 

この言葉は死んでも忘れない。

自分の心に突き刺さった。

 

 

 

なぜかというと、

父は、就職したくないと就職した自分に言ってきた息子に対して

ある話をしてくれたからだ。

 

 

 

 

「自分は、お父さんが社長をやっているから、いつかは社長にはなれたんだけど、

あえて社長の立場を弟に譲り、今の職場をやめずに継続したんだ。」

 

 

 

家族がいたから大型の移動ができなかったのかもしれないけど、

そんな過去があったことを初めて知った。

沢山のことで悩んだんだなあと思った。

 

 

 

自分の家族にそんな環境があったからか、父も経営や自己啓発に沢山の時間を費やし、有名人のセミナーに行ったりと同じように勉強していたんだという。

 

 

 

いつも読書しているし、時には京都のお寺に修行しにいったりする。

ほんとうにストイックというか、、初めて自分に厳しい人がかっこいいと思えた。 

 

 

 

話初めは、ビジネスの勧誘の利点をお父さんに、良い風に聞こえるように言ってぶつけて

永遠と話していた。

 

 

お父さんも親身になって調べてくれて、勧誘した人はやはり有名な人ではないし、

素晴らしい経歴の持ち主ではないので、詐欺であるのではないかと。

 

 

それが詐欺であると気付けたのはほんとうに良かった。

 

もしかしたら、自分は今詐欺のビジネス教材を売り回っている側の生活をしていたかも知れないから。

それを考えると、今回父とお互い本気で話せて良い機会になった。

 

 

 

。。。。。

 

 

 

いや今回の件が詐欺だと気づけたことが本当の収穫ではない。

 

 

 

 

 

 

僕の最近のyoutubeへの取り組みや、読書の習慣などを初めて褒めてくれた。

 

 

 

 

 

「就職しても学べて得るものは沢山あると思うけど、

 

就職せずに起業するというなら、私はそれを応援する」と言ってくれたこと。

 

 

 

 

人生100年時代と世で言われて、

私は本当にそういうのに、思考が流されるタイプの人間なんだが、

 

 

 

だからと言って、なんでも手を付けてみる自分に父が助言というものをしてくれたのが

 

最初で最後の経験で最高だったと思う。

 

 

 

 

 

それから、色々な覚悟を決められるようになったし、

父は自分の目の前にロールモデルの一人として頭角を現した。